私の術式はどんな面倒事も強制的に遂行させることができます
皆さん、こんにちは!ライジング鍼灸接骨院です!
実は今年ももう100日ないんですよ?知ってました?
やるべきことが残ってる方は今年中に終わらせてしまいましょう。
やる気がでない?その前にやることがある?
私には掃除より仕事を優先する義務があります
皆さんも経験があるはずです。勉強しなければいけないのに「勉強する前に部屋をきれいにしないと」家事をしなければいけないのに「このショート動画みたらやろっと」と、やらなければならないことがあるにも関わらずあれこれ始めてしまう…
じつはこれ、脳医学的にも筋が通っている話でして、人間の脳は不快を感じると頭にある扁桃体(恐怖、不安、怒りに関わってくる器官)が活性化します。主にマイナスな部分に関わってきますね。これは「努力」や「面倒」にも機能してしまうのです。ですので「勉強しよう(不快)」とか「これをやらなければ(面倒)」と思っていても5秒くらい考えて行動しないままだと扁桃体が優位に働いてしまい「逃避行動」、SNSを見たり掃除を始めたり全く別の事を行ってしまうのです。
これだけ聞いたら必要ない機能だなぁと思う方もいるとは思いますがとっても大切な機能です。
今回の状態とは少し離れますが扁桃体は「動悸(ドキドキ)」「手足の震え」「汗をかく」「吐き気」これらは扁桃体が「これは危険か?」と意識をさせる前に一瞬で判断します。危険、不快と感じるとストレスホルモンが出されて先ほどの症状が現れます。その後、「恐怖」「不安」といった感情がはっきり感じられるようになります。
命を守るためにある機能なのです。ただ、現代ではその感情がかえってマイナスに働いてしまうことがあります。
まとめると
行動までの5秒を超えると脳が危険・ストレスとして判断して逃げてしまうんですね。
勉強=不快刺激(ストレス)
掃除=行動型報酬(片付いた、スッキリしたことに達成感で報酬系が働く)
結果=脳が掃除を選ぶ
※報酬系=ドーパミン=気持ちがいい、またやりたい、やる気が出たなどの感覚
となるわけです。
やるかどうか5秒の自己判断
5秒はメル・ロビンズが勘で設定した
原則はありません。これはメル・ロビンズさんの経験則です。(Amazonとかに本も出てます。)学術的な裏付けは「行動抑制が始まるまでに前頭前野と扁桃体が競合する」神経行動モデルが近い。らしいです。
意味わかんないっすね。
※前頭前野=理性、計画、意志を司る。(やるべきことをやろうと判断する部分)
ですので前頭前野が①「やるか~」と命令した瞬間に扁桃体が②「不快ッ!やめろ!」と反応します。
この勝敗が③「やるか、やらないか」の行動に直結するんですね。
研究的には「5秒」という明確な閾値はありませんが実際の神経伝達のタイミングから見て
①行動意図➡②情動反応➡③行動抑制
の発動までに数秒(おおむね数百ミリ秒~数秒)かかることがわかってるんですって。
行動しようと思ってから実際に動くまでの短い時間で理性と本能が戦ってるということです。領域の押し合いみたいなもんですね。
これが働かないとゴールデンカムイの鶴見中尉のようにクレイジーになる瞬間が起こってしまうんですね。
皆さんは前頭前野ありますから言い訳にはなりません。
私がやる気について学び気づいたことは
面倒事はクソということです
もうやるしかありません。脳が考え出す前に行動に起こすだけです。
ここからは時間外労働です。
心理学、神経科学の世界でも問題視されているようでそれを打開するための理論、メゾットはいくつかあるようです。
試してみました。色々と。
1、メル・ロビンズの「5秒ルール」
上記の術式です。方法ですね。何かを始めると決めた時にはカウントダウンをします。「5.4.3.2.1.」とそのうちに行動を開始します。行動が先、感情は後からついてきます。
根性論ぽく聞こえますが神経制御的には正しい行動といえます。
2、ピーター・ルウィンソンの「行動活性化療法」
鬱や先延ばし対策としての臨床法です。
行動を先に変えることで感情を変えるという発想。
嫌な気分になる→行動したくなくなる→行動しないから達成感、快感、報酬が減る→さらに気分が下がる→結果として動けなくなる。というわけです。
ここは小さい成功体験を積んで「やればできた」と自己効力感が報酬系を再活性化。こうすることで扁桃体の「不快だからやめよう」の信号が弱まって「行動すれば気分があがる」パターンが強化されます。
要は無意識に逃避行動していた行動(掃除など)を意識的に行動の一歩目に置き換えることで報酬を再教育するのが目的になります。
3、ピーター・ゴルヴィッツァーの「実行意図」
「もし、〇〇なら、△△する」と事前に決めておく術式です。方法です。これは皆さんも身に覚えがあるんではないでしょうか?
意思決定を習慣のIF文に変換、反射条件で行動を起こします。こうする事で考える間を減らせるので扁桃体が介入する隙を与えません。
4、ガブリエレ・エッティンゲンの「メンタル・コントラスト」
上記の実行意図に近しいもので理想と現実のギャップを自覚させ、その障害に対して「もし〇〇ならこうする」を組み合わせるといったもの。
実行意図とメンタル・コントラストを統合したのがWOOP法というものがあります。
W(願望)O(理想)O(障害)P(計画)これらをあらかじめ脳内リハーサルを行うことで「逃避」を自動的に「行動」へと置き換える仕組みです。
5、ジョン・カバット・ジンらの「マインドフルネス認知療法」
これはざっくり言うとネガティブな考えを「消そう」とするのではなくただ「見つめる」練習
普通、人間はストレスを感じると「嫌だ、ムカつく、失敗した、最悪」といった思考の渦に巻き込まれます。これをジャッジせずに観察をしようというのです。
例えば、勉強前にSNSを見てしまった…ダメだな私…
ではなく
今、ダメだな私と考えている私がいるな。
と一歩引く事でこれが扁桃体の暴走を鎮めやすくします。これができるとネガティブな感情が出てもすぐに飲まれにくくなったり、逃避行動に走る前に冷静に気が付けるようになります。
試してみた結果
はい。それぞれ1週間づつ試してみました。月1程度に掃除をしてればいいようなところの掃除を毎日してみました。
1、単純でわかりいやすい。
2、先延ばしとかよりも自信をつけるのに役に立ちそう
3、意外にも元々やっていた。個人的には一番簡単かも
4、3とほぼ一緒ですね。より現実的に具体的に実行するのは3よりこっちですね。
5、反省はしている。だが行動に移れない。といった状態でした。
最後に
これはやってみないとわかりませんね。
皆さんにもきっと合うものがあると思います。ぶっちゃけ私はどうでもいい!
ただ、出来なかったからと言って自分の事を卑下しないでください。誰だってできないときはあります。
皆さん 後は頼みます
鍼灸師の独り言
はい。ここからは独り言です。ここまで読んでくださったならブラウザバックして頂いて問題ありません。
さっき書いた方法、あれってうつ病や不安障害の対策が元なんだってさ。
そんなうつ病、実はメンタルの弱さが原因じゃないとか心の持ちようなんてもってのほか
今の医学的な見方では脳と体の機能障害なんだと。
メンタルが弱いのではなくて回復力を維持する身体的土台が崩壊してる状態。
根性で治せって言ってる人はインフルを根性で治せって言ってるのと同じ。
誰でも条件さえそろえば脳が壊れてうつになる。
たぁ~↑だぁ~↓
背景には日本人の勤勉さというか真面目さというか、働く=正義、我慢=成長、休む=怠けって強く根付いているわけで
体がぶっ壊れてても精神力で乗り越えるのが普通、倒れる奴は根性が足りない
で片づけられるのね。社会全体が病気を個人の性格の問題と擦り付けてんのよ。元々脳医学もそこまで発達してなかったから余計にね。
理解ができないから人格のせいにするってのは割とよくある話でさ
人間、怖いものとかよくわからない事って他人のせいにするんだよね。
理解ができないからその人の「人格」のせいにしただけ
今なら証明もできるし逃げたって問題ないし、代わりなんて誰がやったって効くよ
林檎携帯だって代表変わっても(迷走してる感半端ないけど)なんとかやってるわけだし
何が言いたいかって
根性論をいまだに唱えてる人がいたら時代に遅れてんな
ってそんな話